診療科目

泌尿器科、人工透析

検査項目
超音波(エコー)、レントゲン、心電図。
CTやMRIなどが必要であれば、近隣の病院に依頼して行います。

診療について①

おしっこが近い、尿が出にくい、漏れることがある、など排尿に関する症状でお悩みの方へ

高齢になると「前立腺肥大症」や「過活動膀胱」などにより、頻尿や尿失禁などの排尿症状を訴えることが多くなります。
以前は、“年のせいだから”と放置する方がほとんどでしたが、最近は様々な薬剤が開発・発売され、お薬を飲むことで症状の改善が得られるようになりました。

一方、このような排尿に関するお薬は、前立腺の大きさや残尿の程度によって適切に選択する必要があります。
さらに、年齢や性別、他に服用しているお薬の種類などによって調整しないと、効果がないばかりか、かえって症状が悪くなることもあり、思わぬ副作用を招くこともあります。

これら排尿に関する豊富な診療経験や薬の開発に携わった知識を生かして、患者さま一人ひとりの状態に合わせた、より効果的で安全な薬を選択しますので、恥かしがらずにお気軽にご相談ください。

診療について②

検診(健診)で尿に血が混じっていると言われた、前立腺のガンが疑わると言われた方へ

検診(健診)の普及により、尿に血が混じっている(尿潜血が陽性)、血液検査で前立腺ガンの疑いがある(血清PSA高値)という方が増えてきました。

しかし、“いきなり恥ずかしい診察をされるのではないか?”、”痛い検査をされるのではないか?”という不安から、そのまま放置される方も少なくないようです。当院では、より詳しい尿の検査や超音波(エコー)検査など、身体に負担の少ない検査から行い、その結果でさらにガンの疑いが強くなった場合に連携病院と協力しながらさらに詳しい検査を進めていきます。

医療の進歩により、早期に発見されたガンは高い確率で治るようになりました。また、進行ガンでもぞくぞく新薬が登場しています。皆さまが納得される方針で検査を進めていきますので、安心してまずは受診されてください。

診療について③

膀胱炎かな?と心配な方、膀胱炎を繰り返す方へ

女性にとって「膀胱炎」は決して稀な病気ではありません。そして、以前は、「抗菌薬(抗生物質)」を服用すれば、そのほとんどで速やかに完治していました。
しかし、最近では、薬の効きにくい“耐性菌”が増えてきており、薬を飲んでも症状が改善しない、薬を飲んでしばらくは良かったがすぐに症状がぶり返す、といった治りにくい患者さまも少なくありません。

また、そのような繰り返す膀胱炎の原因として、膀胱の結石やガンが原因になっている可能性もあります。さらに、「膀胱炎」をこじらせると「腎盂腎炎」という高熱や疼痛を生じる重大な感染症を引き起こすこともあります。

「膀胱炎」は泌尿器科が専門の病気であり、院長は尿路感染症に関する研究を行ってきました。
特に、なかなか治らない、すぐにぶり返す、1年に何度も起こすなど、治りにくい「膀胱炎」の場合には、是非にご相談ください。

診療について④

性行為感染症(性病)が心配な方へ

性行為感染症を起こす代表的な病原体として、淋菌、クラミジア、梅毒などが挙げられます。一方、最近、抗菌薬(抗生物質)が効きにくい「薬剤耐性」淋菌や梅毒の増加が社会問題となっています。
また、クラミジアは症状が出にくいため知らないうちに感染していることもあります。
一方、以前は不治の病と言われたHIV(AIDS)は、効果の高い薬剤が開発され、早期に発見し適切な治療を行えば、命を落とすことはほとんどない時代になりました。

このような薬剤への耐性化や新たな治療薬の開発により、性行為感染症の診療には、より専門性の高い知識と豊富な経験が求められるようになってきました。そして、とにかく早い段階から適切な医療を受けることが何よりも重要なのです。

“恥ずかしい”、”馬鹿にされるかも”などと心配する必要はありません。プライバシーを最大限に配慮した診察を行いますので、心配になったら早めに受診してください。

診療について⑤

最近、性的刺激を受けても勃起しにくい、勃起が持続しにくい、という方へ

男性において、「勃起」に関する悩みは、生活の質を低下するという意味で重要な問題です。決して恥ずかしいことではありませんし、完全に諦める必要もありません。

現在、内服治療によって満足できる効果は得られること多いのですが、生活スタイルや性生活のパターンによって、適した薬の種類が違います。また、ある種の病気を持っていたり、心臓の薬を服用している場合には、命に関わる重大な副作用を起こすリスクがあります。さらに、勃起障害のうらに大きな病気が隠れていることもあります。

ただ単に勃起力を改善するだけであれば、認可された薬剤のいずれかを服用すれば良いのですが、より安心して満足のいく治療をうけるためには、泌尿器専門医で治療をうけることが重要です。